土地の価格交渉で決裂!買ってはいけない土地は実際にありました

いい土地だけどもうすこし価格が安かったら…。もう少し条件がよかったら…。土地選びをしていると、そんな心境のときってありますよね。我が家も土地を探している最中、エリアも条件も良いけどちょっと高い土地と出会いました。

地主さんに価格や条件面での交渉をしたのだけど、結論からいうと見事に撃沈。決裂しました(笑)

なんだよいい場所だったのにー!ってガッカリしたのですが、今思えばあれでよかったなって。わたしにとっては「買ってはいけない土地だったな」って思っています。

今まさに土地選びをしているとか、これから交渉したい人には役立つかもしれないから、我が家の実体験をシェアしますね。価格交渉で決裂しても悪いことばかりじゃないので、リアルな事例として参考にしてもらえたらうれしいです!

目次

価格交渉をしてみた土地の条件

まず、土地の価格交渉はアリです。わざわざ価格交渉をするのって失礼かな?なんて思ってしまうかもしれませんが(わたしはそう思っちゃったのですが笑)交渉をすること自体はべつに悪いことではありません。

実際、もうすこし安かったら検討したいんだけどな…って土地は意外とありますよね!自分たちの優先順位にドンピシャまではいかないものの、もうちょっと譲ってもらえたら買いたいかも!みたいな。

わたしが交渉した土地はこんな感じの条件でした。

  • 条件は揃ってた
  • でも価格が200万円高かった
  • なにより引き渡し時期に問題

南向きの角地で日当たり良好、わたしたちが優先順位の一番に上げていた学校も近かった。広さも十分にあったし土地はすごくいい場所でした。同時に、想定していた予算を200万円ほどオーバーしていました…!

まあ価格だけで言えばギリギリ射程圏内かな?なんて思っていました。すこし値下げしてくれたら前向きに考えたいなって。

交渉したいのは価格だけじゃなかった

ただ、この土地で一番の問題が価格ではなく「引き渡し時期」だったんですよね。ざっくり我が家はこんな感じで計画をしていました↓

わたしたちが家づくりについて本格的に動き始めたのが3月ころでした。まず土地探しからスタートしたのも大体この時期。子どもの学校の関係もあるから、1年後の4月には新築の家に引っ越せたらいいなと考えていました。

この計画をスムーズにするには・・

  • 2022年3月:土地探しをスタート
  • 2022年5月:間取りやプランの打ち合わせ
  • 2022年9月:着工開始
  • 2023年2月:引き渡し&引っ越しを完了
  • 2023年4月:新学期スタート!

今回の交渉した土地に出会ったのが4月だったのですが、なんと地主さんが希望している引き渡し時期が12月だったんです。

え、もしいま購入できても8ヶ月待たないと着工できないの?

いま売りに出している土地で、そんなことってあるの?夫婦でびっくりしたのですが、これでは家づくりの計画と土地を手に入れられる時期がまったく合いません。

値下げなど条件をいざ地主に交渉!

ここまでを簡単にまとめると・・わたしたちが気に入った土地は、価格が予算よりちょっと高いのがまず1つ。そして引き渡し時期がずいぶんと先になってしまう状況でした。

そこでうちが交渉したのは2つです。

  1. もうちょっと値下げはできないか
  2. 値下げしなくていいから時期を早められないか

それぞれ軽く補足しますね^^

交渉①もうちょっと値下げしてほしい

まずストレートに値下げのお願いです。現時点では予算を200万円以上オーバーしていたけれど、もし値下げが可能なら時期は待っても良いかもしれないと考えていました。

わたしたちの希望は、本音を言うと200万円の値下げだとベスト。でもさすがに金額が大きすぎるから、そこまでは無理だよねってことは素人でもわかります(笑)

なので地主さんが「100万円でも交渉を考えてくれたら」とお願いをしました。

交渉②値下げはしなくていい

予算オーバーではありつつ、気に入った土地をはじめて見つけたわたしたち家族。閑静な場所で南向きの角地です。最悪、価格は譲ることも考えました。

そこでもう1つの交渉は、値下げはナシで構わないので引き渡しを早めてくれませんか?というもの。

ウチの営業担当さんにも相談したけど、それぞれ妥当な交渉だと言ってくれていました。その言葉を聞いてちょっと安心しつつ、不動産業者を介して地主さんへ交渉をしてもらったんです。

地主との交渉は決裂!失敗の原因はなんだった?

数日後、営業担当さんから1本の電話がきました。内容はざっくりこんな感じ。

「お待たせしました。例の土地の件だったんですけど、すみません。地主さんからはNGが出ました…。」

『え、価格も時期もどちらもですか?』

「はい、そうなんです。いま出している条件で買ってくれる方を探したいとのお返事でした。。」

結論、地主さんの回答は「NO」でした。値下げはしたくないし引き渡し時期も前倒しするのは難しいと。

正直ショックでした。実際にその土地でプランも考えてもらっていたし、この土地だとこんな家が建つんだ!という新居での暮らしが想像できちゃってたから。

でもダメだった。交渉が失敗に終わった背景には、地主さんが譲れないものを抱えていました。

プライバシー的な問題もあるので、簡単にお伝えします。

  • 土地は親御さんから譲り受けたもの
  • 兄弟(姉妹?)のものになっている
  • だから相応の価格で販売したい
  • 北海道外にいる人が関わってる
  • 時間が欲しいから余裕をみて12月まで

おそらく地主さんは相続的に、折半して全員が納得するためには希望価格で販売する必要があったのかなと思いました。失敗の原因を一言で言うなら、交渉の余地がないひとに交渉してしまったことでしょうか^^;

残り数ヶ月で引き渡しの準備が終わらないのに、8ヶ月あったら可能なの?というのは疑問ではありましたが…!交渉は決裂して終わりました。

不動産業者さんが地主さんに対して「こんなに良心的な交渉はないですよ。条件を合わせて契約したほうが絶対にいいです」と言ってくれていたことを知ったのは、もうちょっと後の話です。

買ってはいけない土地は実際にある

ちなみに交渉が決裂した時点で、この土地はすぐに諦めました。粘ることは一切なく、ただただ潔く(笑)

土地選びって一期一会だと思うから、お互いに気持ちがいい取引じゃないと無理だというのは最初に夫婦で決めていたからです。

もしかしたら、この記事を読んでくださったあなたも土地の交渉を考えているかもしれません。価格や条件が合わなくて、どうにかしたくてモヤモヤしているかもしれません。

わたしが交渉の決裂から学んだことで1つアドバイスさせていただくなら「無理に固執しなくて大丈夫」ということです。

交渉を考えるくらいの土地ってもちろん気に入っているけど、そこじゃなきゃ理想の家が建てられないってことは基本的にありません。

なにより、交渉が難航したら気持ちよくないですよね。せっかく新築の家を考えてるのに家づくりがつまらなくなってしまいますから、買ってはいけない土地ってあるんですよね。これは本当に勉強になりました。

交渉が決裂すると少なからずガッカリします。でも粘っても気力が奪われるだけ。あまり重くとらえないで大丈夫です。地主さんとの相性みたいなのはありますからね…!

余談ですが、わたしたちが交渉決裂した土地は今でもネットの情報サイトに残っています。未だに買い手がつかないってことは買ってはいけない土地だったんだな〜って。

この世の終わりみたいに思っちゃうけど大丈夫なので(笑)前向きに次を探していきましょうね!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 初めまして。
    『土地 価格交渉 難航』で検索してこちらにたどりつきました。
    状況は違いますがうちも少し難航しそうな気配があり、
    他をあたるのか、もう少し何とかするべきなのかを考えていました。

    >土地選びって一期一会だと思うから、お互いに気持ちがいい取引じゃないと無理
    無理に固執しなくて大丈夫、というのを読んで気持ちが楽になりました。
    こればかりは縁なのかもしれないと。
    ありがとうございました。

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